- 「奴らは俺の話が漏れるのを恐れ、歴史から抹消した。それを500年間続けてる。ただ従うんだ、ブラザー。奴らは黒人がキャプテン・アメリカになることを決して許すことはない。たとえ許したとしても、自尊心のある黒人は誰もなりたがらない。」
- -イザイア・ブラッドリー
イザイア・ブラッドリーは朝鮮戦争の退役軍人で、 1950年代に破傷風の予防接種だと知らされ、不本意に超人血清の人体実験を受けさせられた。唯一実験を生き延びた彼は米軍から朝鮮でウィンター・ソルジャーを始末するように命じられたが、失敗した。アフリカ系アメリカ人の超人兵士の存在が公になった時の影響を恐れた政府の隠蔽で30年間刑務所に投獄され、その間に政府とヒドラの実験台になった。1980年代に釈放され、死が偽造された後、ボルチモアに隠居して孫を育てた。2024年、新しいキャプテン・アメリカになったサム・ウィルソンの計らいで彼の貢献が記録された石碑がスミソニアン博物館に展示された。
生涯[]
人物[]
能力[]
能力[]
- 人工的に強化された生理機能:超人血清により、体力や寿命など、すべての身体機能が強化された。バッキー ・バーンズによると、イザイアはキャプテン・アメリカと同じくらいヒドラから恐れられていた。
- 強化された力: 高齢にもかかわらず、金属缶を壁に投げつけて、缶がめり込むほどの力を発揮した。また、重い鉢植えを難なく運ぶことができ、ウィンター・ソルジャーのチタン製のアームを取り外すことさえできた。
- 強化された耐久性: 彼の骨と筋肉は非常に耐久性があり、ウィンター・ソルジャーの攻撃に耐え、普通の人間にとっては致命傷となるような怪我を負わせることができた。
- 長寿:超人血清の影響で、常人よりも老化がずっと遅く、同じスーパーソルジャーであるスティーブ・ロジャースやバッキー・バーンズと共通する特徴。 1930年代に生まれ、冷凍保存されることなく2024年まで生きているにもかかわらず、彼は数十歳若い男性の姿を保っている。
装備[]
トリビア[]
- コミックにおけるイザイア・ブラッドリーは米国政府が超人血清を再現する試みの一環として、モルモットとして使われた300人のアフリカ系アメリカ人兵士の1人だった。この処置を生き延びた彼はキャプテン・アメリカの称号を引き継いだ。これは軍によって反逆行為とみなされ、罰として終身刑を宣告されたが、17年後に釈放された。
- 超人血清の再現のために本人の同意なく被験者にされていた彼の過去はタスキギー梅毒実験が元ネタになっている。
舞台裏[]
- 『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』のショーランナー、マルコム・スペルマンはハリウッド・リポーター誌のインタビューで、イザイア・ブラッドリーはサム・ウィルソンがキャプテン・アメリカの称号を得ることへの不安を体現していると語った。「イザイアはサムの疑念の体現者です。イザイアは真実を語ります。そして、この国がイザイアに対して犯した罪、そして黒人や褐色人種に対して犯し続けるであろう罪を、我々は決して許しません。だからサムはその恐怖に立ち向かわなければなりません。そして、興味深いのはヒーローは大抵の英雄譚でドラゴンを倒すということです。 」スペルマンはケヴィン・ファイギからアプローチがあれば、イザイアを中心とした前日譚を製作することにも興味を示している。