- 「138回の戦闘任務。それだけ空を飛んだんだ、トニー。毎回これが最期だと覚悟しつつも飛んだ。戦う必要があったから。」
- -ジェームズ・ローズ
ジェームズ・ルパート・ローズ大佐は元アメリカ空軍士官で、兵器開発部とスターク・インダストリーズとの連絡役を務め、トニー・スタークと親友になった。トニーがテン・リングスに拉致された時、部隊を自ら率いて親友を救出した彼は帰国後、トニーが軍用兵器の開発から離れ、アイアンマンとして知られるヒーローになることに集中することを知った。友人の安全を配慮しながらも、トニーと共にオバディア・ステインの計画を阻止し、彼の秘密を守ろうとしたが、トニーが自らマスコミに公表した。
アメリカ議会と軍からアイアンマンアーマーを入手するように圧力をかけられた彼は反対していたが、トニーの無鉄砲な行動が更に悪化したため、マークIIアーマーを奪って軍に引き渡した。ジャスティン・ハマーが新しい武器でアーマーをアップグレードし、軍が彼をウォーマシンのパイロットとして起用した。ウォーマシンが世界に発表された時、イワン・ヴァンコがハマー・ドローン軍団でスターク・エキスポを襲撃し、トニーと協力してヴァンコを討伐した後、トニーの反対を聞き入れずにアーマーを所持し続けた。
チタウリ侵略後、アイアンパトリオットと名を変えてマシュー・エリス大統領に直接仕えた。マンダリンと呼ばれるテロリストがテロ攻撃の声明を出したため、彼を追跡するために派遣されたが、マンダリンの正体がトレヴァー・スラッタリーという雇われた役者で、アルドリッチ・キリアンが黒幕だと知った。キリアンに捕らえられた彼はアイアンパトリオットアーマーを奪われ、エリス大統領を誘拐するために使用された。脱出後、トニーと共にキリアンの軍隊と対決して大統領を救出した。
ウォーマシンとして活動を再開した彼はソコヴィアでの戦いで、アベンジャーズに加勢してウルトロンが大量虐殺を引き起こす前にできるだけ多くのソコヴィアの民間人を避難させた。戦いの後、アベンジャーズの正式なメンバーになったが、ソコヴィア協定を巡る議論でトニーとスティーブ・ロジャースが衝突し、政府に属する彼はスティーブ陣営と対立した。アベンジャーズの内紛の末にヴィジョンの誤射で迎撃され、上空から墜落した。
トニーから再び歩けるように脚に装具を与えられた彼は政府に幻滅し、サディアス・ロスの命令に背いてスティーブに協力した後、サノスの襲撃に備えた。マインド・ストーンを守るためにワカンダに向かい、ブラック・オーダーに抵抗しようと戦ったが、サノスが到着すると、彼を含む仲間たちが圧倒され、スナップを阻止できなかった。
生存した仲間たちと共にスナップを逆転させるために農園でサノスを奇襲したが、インフィニティ・ストーンが全て破壊されていたことで敗北を突きつけられ、ソーがサノスを斬首するのを目撃した。 5年後、タイムトラベルの方法を見出したチームに加わり、タイム泥棒計画を開始した。ネビュラと共に2014年のモラグでパワー・ストーンを入手し、スナップの犠牲者を復活させたが、別の時間軸の過去から来たサノス軍に襲撃された。地球での戦いで、集結したヒーローたちと共にサノスと対決した末にトニーが自らの命を犠牲にして勝利した。親友の最期の瞬間まで傍に着いた後、葬儀に参列した。
2026年までに地球侵略を企むスクラル人にロシアで投獄され、外見と記憶を盗まれた。ニック・フューリーとガイアが侵略を阻止した後、他の人質と共に救出され、米国に帰国した。
経歴[]
アイアンマン[]
スタークとの友情[]
ジェームズ・ローズはアメリカ空軍中佐である。彼はトニー・スタークの業績をたたえるセレモニーに出席したが、スターク自身はその場にいなかったので、スタークの右腕であるオバディア・ステインが代わりに賞を受け取った。ローズはスタークがカジノで遊んでいるのを発見する。
スタークはスターク・インダストリーズのミサイルをアメリカ軍に紹介するためアフガニスタンに赴いて姿を消した。ローズは彼を捜索。テロリストによる監禁から逃れ、傷だらけの状態で砂漠を歩くスタークを発見した。
帰国したスタークは兵器製造からの撤退を宣言し、ローズに新たな個人的計画の助けを求めた。ローズはその計画に反対。スタークがショックのあまり一時的なトラウマに陥っているのだと考えた。
アイアンマン・アーマーを着たスタークがアフガニスタンでの戦闘から帰還。その姿を2機のF-22戦闘機が目撃し、ローズに伝えられた。ローズはスタークに電話で問いただし、最初はスタークも否定するが、すぐに「未確認飛行物体」の正体は自分であることを明かす。
ローズはスタークが謎の兵器を開発したこと、彼がその中に入っていたことを知り怒りと恐怖を覚えた。アイアンマンは一機のジェット機にぶつかって翼を破壊。パイロットは脱出したがパラシュートが開かなかった。スタークは急降下してパラシュートを開かせパイロットの命を救う。スタークはローズにこれは「トレーニング・エクササイズ」だと語った。
スタークとステインの戦いが終わった後、ローズはスタークのマンションを訪れ、アイアンマンのスーツを装着した彼を見て驚く。スタークが飛び去ると、ローズはスタークが先に開発していた試作型アーマーを見て「また今度だ」とつぶやくのだった。
その後、ローズは記者会見で事件について説明するが、スタークは自分がアイアンマンであると公表する。
アイアンマン2[]
ウォーマシン[]
半年後、スタークの無茶な言動に困らせられながらも彼との交流を続けていたローズだったが、合衆国政府から「スタークがアイアンマン・アーマーを手放すよう説得せよ」と圧力をかけられていた。誕生日パーティで酔っ払ってアイアンマン・アーマーを着たスタークを止めるため、ローズはアイアンマン・マーク2を着用せざるを得なかった。仲介は戦闘に発展してしまい、スターク邸は破壊され、ローズはマーク2を装着したまま飛び去った。
取り上げられたマーク2はエドワード空軍基地でジャスティン・ハマーの手により重装備のウォーマシンへとグレードアップされ、ローズをパイロットとしてスターク・エキスポで展示された。しかしスーツはイワン・ヴァンコに操られ、ローズの意思とは関係なくスタークを攻撃してしまう。ナターシャ・ロマノフがウォーマシンのソフトウェアを再起動し、操縦はローズの手に戻った。彼はスタークとチームを組んで無人のドローン、そしてヴァンコに戦いを挑んだ。
アイアンマン3:プレリュード[]
スタークは、ジャスティン・ハマーがウォーマシンに「アップグレード」したすべてのものを取り外し、兵器のない状態にした。ローズがこれをスタークに指摘すると、スタークはローズのために特別にウォーマシン2.0をデザインしたことを明らかにした。
単にスタークが自分の作品の一つを捨てたくなかったために、そのプロトタイプは彼の格納庫に追加されることになった。
ローズは、他国にいるハマー社の兵器を持ったテン・リングスのテロリストたちを倒すためにウォーマシンを装着する。ウォーマシンはテロリストを探し出し、謎に包まれたテン・リングスを追い求めた。チタウリがニューヨークに侵入するまで、ウォーマシンはアジアでテロリストと必死に戦っていた。スタークはローズに助けを求めたが、ローズの帰還が超音速でも1時間以上かかると知り、諦める。テロリストとの戦いをアジアで終え、ローズがニューヨークに戻ると、戦いはすでに終わっていた。アベンジャーズに紹介されたシャワルマレストランで、彼はスタークの所在を突き止める。
アイアンマン3[]
ローズの新しいウォーマシン2.0は政府によって塗り替えられ、アイアン・パトリオット(鋼鉄の愛国者)と改名された。(ただし市民からの反応はさほど良くなかったようである)アイアン・パトリオットは、テロリスト、特にマンダリンとの戦いで活躍した。しかし、マンダリンの一味であるエリック・サヴィンによってパトリオットのアーマーが奪われ、さらにアメリカのエリス大統領までが捕らえられてしまい、フロリダの石油採掘地で、パトリオットを装着した大統領が殺されるのをテレビ中継する計画に利用されそうになる。
スタークとローズは、フロリダ沖のタンカーで大統領を救出。ローズは、大統領を安全な場所へ避難させるためにアイアン・パトリオットを使う。「クリーン・スレット・プロトコル」が命じられた後で、パトリオットを含むアーマーはすべて破壊された。
アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン[]
ふたたび元と同じ塗装のウォーマシンが登場。ウルトロンによる攻撃に対し、S.H.I.E.L.D.のヘリキャリアと共に、ローズは新たなアベンジャーズに参加した。
キャプテンアメリカ:シビル・ウォー[]
新たにウォーマシンMk.3を使用し賛成派として活動。ソコヴィアでの戦いにおけるウルトロンのキルカウントのマークをプリントしている。
アーマー[]
- アイアンマン・マーク2:酔ったトニーを止めるために戦った後、スターク邸から持ち去られた。
- マーク1:アイアンマン・マーク2の修正版。ジャスティン・ハマーの改造により武器を追加され、アップグレードされた。
- ウォーマシン2.0プロトタイプ:ウォーマシン・マーク2のプロトタイプ。スタークの作ったアーマーのひとつで、正式名称はアイアンマン・マーク22 ホットロッド。軽量化とファイアパターンの塗装が施されている。
- マーク2:スタークによって、ローズのために作られたスーツ。アジアでテロリストと戦った。後にアイアン・パトリオットにアップグレードされる。
- アイアン・パトリオット:マーク2を、赤、青、白の星条旗カラーで塗り替えたもの。
- マーク3:戦車のような重厚なデザインで、スタンロッドを装備している。
登場作品[]
- マーベル・スタジオズ(映画4作品)
- アイアンマン2-マーク1(アイアンマン・マーク2修正版)
- アイアンマン3-アイアン・パトリオット(ウォーマシン・マーク2を塗り替え)
- アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロンー(ウォーマシンマーク2)
- シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(マーク3)
- マーベル・スタジオズ(コミック1冊)
- アイアンマン3プレリュードーマーク1とマーク2
舞台裏[]
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トリビア[]
- ローズとトニー・スタークは、それぞれマーク2とマーク4を着用しているとき大体同じ身長である。しかしマーク2の様々な修正により、ローズ(ウォーマシン着用)のほうがスターク(マーク4着用)より少し身長が高くなっている
- ビデオゲームや塗り絵のようなグッズ内のヴィジュアルでは、ミニチュア・ミサイル・ランチャーがアーマーの左肩についていない
- アーマーはアイアンマン2において「ウォーマシン」とは呼ばれない。しかし、スタークがローズに以下のように詰めよった。「お前はウォーマシンになりたいか?やってみろ