- 「ジャバリの強さを目の当たりにしろ!」
- -エムバク
エムバク王はワカンダの現国王で、主流社会から離脱したワカンダ人の集団ジャバリ族の長。当初はティ・チャラの統治に強く反対していたが、玉座を賭けて彼に挑戦するか、エリック・キルモンガーからワカンダを守るために協力するかで板挟みになった。キルモンガーが世界に脅威を与えていることを目の当たりにした彼はティ・チャラの命を救うことを選び、最後の戦いでキルモンガーを倒すために軍勢を集めた。この選択の結果、部族評議会の議席を獲得した。
2年後、サノスのアウトライダー軍から他の部族を助けてワカンダを守り抜いた彼は敵軍を全て滅ぼすことに成功したものの、6つのインフィニティ・ストーン全てを集めるのを阻止することはできず、スナップの生存者の1人になった。 2023年にスナップの犠牲者たちが復活した後、マスターズ・オブ・ミスティック・アーツに招集され、アベンジャーズを支援するために地球での戦いに参加した。
ティ・チャラの死後、ワカンダがネイモア率いるタロカンの脅威に晒され、迅速な対策を呼びかけた彼はタロカン人がゴールデン・シティを襲撃した際、難民に隠れ家を提供し、新たなブラックパンサーになったシュリと共にネイモアとの最終決戦に臨んだ。ネイモアが降伏したことでワカンダに平穏が戻ると、シュリが世界を旅することを決意し、ワカンダの王位継承権を巡る挑戦を呼びかけた彼は国王になった。
生涯[]
人物[]
- 「お前に発言権は無い!あと一言でもしゃべったら、子供たちに食べさせるぞ。冗談だよ。俺たちベジタリアンだから。」
- -エムバク
能力[]
- 「エムバクは戦いが好きだ。」
- -ティ・チャラ
- 熟練した戦闘スキル:ジャバリ族のリーダーである彼は武器と素手の戦闘に精通しており、その体格、体重、力を戦闘スタイルに効果的に利用している。刃、盾、鈍器の使用に長けている。
- 熟練した棍棒使い:ノブケリーを鈍器として使いこなす熟練者である彼はティ・チャラとの決闘、バシェンガ山での戦い、サノスとその異星軍隊との戦いなど、数々の戦いで棍棒を効果的に使いこなしてきた。タロカン人による侵略の際、ネイモアの丈夫な皮膚で壊れてしまい、ヴィブラニウムの頭部を持つ新しい棍棒を作らざるを得なくなった。
- 熟練した戦術家:ジャバリ族の族長として、山脈における優れた戦術的スキルを有し、山岳地帯の環境に精通している。
装備[]
武器[]
- ノブケリー:ジャバリ族によって作られた棍棒。丸い先端はハンマーのように敵を強く殴って気絶させ、鋭い端は槍のように敵を突き刺すのに使うことができる。ヴィブラニウムの頭部を取り付け、より多くのダメージを与えられるようになった。
その他の装備[]
- 強化されたジャバリの木製鎧:戦場でこの鎧を身に付けている。鈍器による外傷から身を守るこの鎧はヴィブラニウム製のワカンダの鎧に比べれば原始的なものだが、アウトライダーから繰り出された最も強烈な一撃にも耐えることができる。ネイモアに胸部を強打されたが、幸いにもこの鎧は彼の命を救い、木材部分には大きな損傷が残った。すぐに鎧を改修し、ヴィブラニウム製と思われる新しいゴリラのエンブレムを施した。
以前の装備[]
- 儀式用のゴリラマスク:ティ・チャラとの決闘中、ジャバリ族を象徴するこの儀式用のマスクを被っていた。このマスクは力を持たないティ・チャラによる数回の攻撃で壊れてしまう程度の物だった。
トリビア[]
- コミックにおけるエムバクはティ・チャラに次ぐワカンダで2番目に強い戦士で、マンエイプという名でホワイトゴリラカルトのリーダーを務めていた。
舞台裏[]
- 『ブラックパンサー』のプロデューサー、ネイト・ムーアは「私たちは彼をマンエイプとは呼ばず、エムバクと呼んでいます。黒人のキャラクターが猿の格好をすることは間違ったやり方をすると多くの人種的含意を持つことになる。しかし、彼らがゴリラの神を崇拝するというアイデアは興味深い。なぜなら、これはブラックパンサー自身も一種の神のような存在である映画だからです。」と語った。