- 「皆ここで快適に座ってる。気持ちがいいだろう。世界中には俺たちのような者が20億人くらいいる。彼らの生活はもっと厳しい。ワカンダには彼ら全員を解放する手段がある。」
- ‐エリック・キルモンガー
ウンジャダカ、エリック・スティーヴンスは元アメリカ海軍特殊部隊SEALs隊員で、ワカンダの王子ウンジョブの息子。幼少期にワカンダからヴィブラニウムを強奪するためにユリシーズ・クロウに協力したことを暴露したズリを殺そうとした父親が叔父ティ・チャカの手で殺害されたことで従兄弟ティ・チャラを玉座から引きずり降ろすことに人生を捧げ、ワカンダのヴィブラニウム技術で世界中のアフリカ系の人々の抑圧を止め、世界の支配権を握るという父親の計画を達成しようとした。海軍特殊部隊に入隊し、最終的に極秘部隊に配属された彼は大勢の人間を殺してきた戦歴からエリック・キルモンガーという異名を得た。
2016年、ティ・チャカの死後、クロウと共謀したが、ワカンダに入国するために彼を殺害した。王位を主張した彼はズリを殺害し、儀式での決闘でティ・チャラに勝利してブラックパンサーとなり、古代のハート型ハーブを燃やすことで自分が血統の最後の一人となることを確実にした。国の実権を握った彼は計画を実行しようとしたが、帰還したティ・チャラの挑戦を受け、最後の戦いで敗北して死亡したが、彼の死はティ・チャラにワカンダを世界から孤立させるのをやめさせ、他の国々に資源を共有するように促した。
9年後、祖先の世界を訪れたシュリに対峙した彼は家族を殺されたことに対する復讐心という両者の共通点を見出し、彼女にネイモアへの復讐を貫くように助言したが、最終的に彼女は復讐心に屈しなかった。
生涯[]
人物[]
能力[]
装備[]
- ヴィブラニウム製ズールーの短槍:キルモンガーは柄を折った槍をナイフのように武器として使った。最後の戦いで、ティ・チャラにこの槍で心臓を刺された。
- ヴィブラニウム製イカカラカの剣: キルモンガーは王位を賭けてティ・チャラと戦うためにこの剣を使った。その後も戦利品として保持し、ドーラ・ミラージュと戦う際に再び使った。
- ワカンダ王家の指輪: キルモンガーが着用している王家の指輪はもともとアーズーリが着用していた指輪のうちの 1 つで、ティ・チャカとウンジョブ、そして彼らの息子たちに受け継がれた。キルモンガーはオークランドでのウンジョブの死後、この指輪を手に入れた。
- ドゴン族のマスク:キルモンガーは正体を隠すために使える儀式用の仮面を大英博物館から盗み出した。尋問からクロウを救出する際にこの仮面を着用した。
トリビア[]
- コミックにおけるウンジャダカ、エリック・キルモンガーは父親がユリシーズ・クロウのために働くことを強制された後に追放され、帰国後にティ・チャラの王位を剥奪しようとしたワカンダ出身者だった。
- キルモンガーの胴体と腕にあるスカリフィケーションはムルシ族やスルマ族のものに似ている。
- キルモンガーがクロウ救出の際に着用する仮面はコミックでスリース・ブレスド・アーマーを着用したブラックパンサーと戦う際に着用するマスク付きアーマーを参照している。
- キルモンガーはMCU作品で主人公の手で殺される2人目のメインヴィランで、1人目はロナン・ジ・アキューザーである。
- マイケル・B・ジョーダンはこのキャラクターのドレッドヘアの髪型は「コミックにできるだけ忠実でありながら、できるだけ現代風にするため」のものだと述べた。
- マイケル・B・ジョーダンはキルモンガーを「非常に戦略的で思慮深い。忍耐強い。非常に優れた技術を持ち、完璧に訓練されている。自分のしていることが正しいと感じている」と評した。
- マイケル・B・ジョーダンはキルモンガーとティ・チャラの関係をX-MENのマグニートーとプロフェッサーXに例えた。マイケル・ファスベンダーのマグニートーや、『ダークナイト』におけるヒース・レジャーのジョーカーの演技と比較した。
- エリック・キルモンガーの鎧はマイケル・B・ジョーダンがファンであるアニメシリーズ『ドラゴンボールZ』のベジータの衣装に似ている。
- キルモンガーを演じるにあたってマイケル・B・ジョーダンはキルモンガーの視点に立って日記を書いていた。
- マイケル・B・ジョーダンは『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』でエリック・キルモンガー役として復帰し、祖先の次元に来たティ・チャラと対話するという噂が絶えなかったが、ケヴィン・ファイギがそれらの噂は誤りであると断言した。しかし、彼は映画に登場し、代わりにシュリと対話している。