マーベル・データベース wiki

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「スペイン人の修道士が俺の手で死ぬ間際に俺を呪った。『El Niño sin Amor』、愛のない子と。そこから名を取った。ネイモア。なぜなら俺は地上世界への愛がないからだ。」
-ネイモア

チャ・トー・アルメヘン(Ch'ah Toh Almehen)王は海底王国タロカンを統治するタロカン人のミュータント。長寿である彼は長きに渡って民からの尊敬を集め、ククルカンとして崇拝された。母親の死後、地上世界を訪れ、スペインの植民地化の残虐行為を目撃した彼は暴力的な行動に出たため、敵からネイモアとして畏怖された。地上世界から自分の民を守ることを決意した彼はアメリカがヴィブラニウムの捜索でタロカンを発見しそうになったことで脅威を感じ、ワカンダに接触して軍事同盟を提案したが、ゴールデン族が世界との戦争を起こすことに抵抗した。軍を率いてワカンダに宣戦布告し、ラモンダの命を奪った彼は新しいブラックパンサーになったシュリに敗れ、最終的にワカンダから助けを求められることを期待して降伏した。

生涯[]

人物[]

「俺の先祖はよく『最も傷ついた者だけが偉大なリーダーになれる。』と言っていた。」
-ネイモア

能力[]

「植物のおかげで、足首に翼が生え、耳は雲に向かって伸びるようになった。俺はミュータントだった。空を泳ぎ、老化も遅くなった。祖先が吸っていた空気を吸うことができる。」
-ネイモア
  • タロカニ人ミュータントの生理機能:タロカン人の中でも特異な存在であり、その生理機能は同胞とは大きく異なる。水中でしか呼吸できない同胞とは異なり、拡散呼吸という手法を用いて、皮膚で呼吸することで、陸上でも水中でも適応できる。彼の力はさらされた水の量に正比例し、水にさらされるほどより強くなるが、この力には欠点もある。高い力を維持するためには時折湿潤な環境に戻って回復する必要がある。また、砂漠や高温気候といった蒸発率の高い環境では体内の水分が急速に失われるため、影響を受けやすいという欠点もある。
    • 超人的な力:計り知れない超人的な力を持ち、他のどのタロカン人よりも何倍も強い。エムバクによると、彼の身体能力はハルクに匹敵するかもしれないという。
    • 超人的な耐久力:皮膚、筋肉、骨の組織は人体の同じ組織の何倍もの密度があり、通常のタロカン人よりもはるかに無敵に近い。
    • 超人的なスピード:水中でも陸上でも、信じられないほどの超人的なスピードで移動することができる。
    • 超人的な敏捷性:水中でも陸上でも、常人や同種族のほとんどよりも優れた敏捷性、平衡感覚、バランス感覚、そして身体の協調性を備えており、空中でも水中でも超人的アクロバティックな技を繰り出すことができる。
    • 超人的なスタミナ: 水に触れている間、彼の高度な筋肉組織は人間や他のタロカン人のほとんどよりもかなり効率的で、彼の筋肉は身体活動中に疲労毒素をほとんど生成しない。彼の事実上無尽蔵の持久力により、まったく疲れることなく、無制限の時間にわたって最大限の能力を発揮することができる。
    • 超人的な反射神経:物体や攻撃に高速で反応し、回避することを可能にする。
    • 強化された視力:人間よりもはるかに優れた強化された視力を持っており、海の深いところでもはっきりと見ることができる。
    • 強化された聴覚:人間や他のタロカン人よりもはるかに優れた聴覚を持ち、水中にいてもラモンダとシュリの会話を聞くことができた。
    • 再生治癒因子:他のタロカン人と同様に負傷するが、彼の代謝能力は損傷した体組織を驚異的な速度で再生することを可能にし、特に水に触れた状態ではその効果は顕著である。
    • 長寿:その変異した生理学的特性により、他のタロカン族の中でも特異なほど長生きである。 1500年代に生まれたにもかかわらず、今でも30代の男性のような姿をしている。
    • 飛行:両足首に生えた一対の羽根のおかげで、飛ぶことができる。飛行能力と超人的な敏捷性により、空中からの攻撃を容易くかわし、アクロバティックな攻撃を軽々とこなすことができる。
    • 水生適応:水面で普通に呼吸できることに加え、皮膚を通して水中の酸素を吸収することで水中呼吸も可能であり、その身体は水中環境に特化して発達しており、氷点下の温度に耐えられる特殊な血液循環を備えている。海底のほぼ完全な暗闇でも明瞭に見通せる高度な視力を持ち、陸上の人間と同様に水中でも音を聞くことができる。
    • 水中テレパシー: 他のタロカン人と同様に海洋生物と精神的に交信し、自分の命令に従うよう説得することができる。
    • 催眠術:タロカン人は対象者を催眠状態に陥れる音を生成し、水中に飛び込ませて溺死させるが、大きな音で妨害することでこの効果は止められる。
    • 壁を這う: どんなタイプの壁でも這うことができる。
「Ajawil Ajawta'e!(我こそは覇王)」
-ネイモア
  • 熟練した戦闘スキル:白兵戦において危険で恐るべき敵となる。エムバクのような偉大な戦士を倒し、ブラックパンサーさえも圧倒した。
  • 熟練した槍使い: 槍に長けており、ワカンダの船を何隻も簡単に破壊した。
  • 熟練したアクロバット:強化されたシュリにとっても、対峙するには柔軟な敵となった。
「この地の草の葉よりも多くの兵士が俺の元にいる。そして、彼らは比類のない強さを持っている。状況が違っていたら、俺は二度と戻って来たくない。」
-ネイモア
  • 卓越した戦術家:戦術を駆使し、タロカンの存在を秘密にしている。また、卓越した戦術家であり、採鉱船への攻撃戦略を考案し、ワカンダへの攻撃を画策して国を壊滅させた。また、ワカンダとの同盟がタロカンに利益と戦略的価値をもたらす可能性があることをいち早く察知した。
  • マルチリンガル: 母国語であるユカテコ語のほか、英語、スペイン語、ラテン語も堪能。

装備[]

武器[]

  • : ネイモアは未精製のヴィブラニウムで作られた槍を持っており、戦闘で使用した。
  • ハイドロボム: ネイモアはシタデルを攻撃する際にこの爆弾を使用し、玉座の間を水浸しにしてラモンダを死に追いやった。

その他の機器[]

  • 頭飾り:儀式用のヘルメットでネイモアがタロカンの王として民に語り掛ける際に着用した。ククルカンと同様にヘルメットには羽の生えた蛇をあしらっている。

トリビア[]

  • コミックにおけるネイモア・マッケンジー(別名サブマリナー)は人間の船長レナード・マッケンジーとアトランティスの王女フェンの息子で、ミュータント遺伝子で翼の生えた足を持っている。ブラックパンサーやファンタスティック・フォーの宿敵で、時には味方となり、ミスター・ファンタスティックとはインビジブルウーマンを巡る恋のライバル、ロキ、グリーンゴブリン、ドクター・ドゥーム、ミュータント仲間エマ・フロストと共にイルミナティとその邪悪な対極であるカバルのメンバーとして活動している。また、ドクター・ストレンジやハルクと共にディフェンダーズの創設メンバーの一人で、オリジナルメンバーでもある。更には第二次世界大戦中にキャプテン・アメリカ、バッキー・バーンズ、アンドロイドのヒューマン・トーチと共にインベーダーズのメンバーとして活動した。フェニックス・フォースに取り憑かれていたネイモアはブラックパンサーへの憎しみに屈し、ワカンダを完全に水没させた。
  • コミックにおけるククルカンはかつてエル・ティグレに憑依していたマヤの風と空の神。
    • ククルカン(「羽毛のある蛇」、「驚くべき蛇」)はスペインによるユカタン半島征服以前にユカタン半島のユカテク族マヤ人によって崇拝されていたメソアメリカの蛇神の名前である。
  • ネイモア・ザ・サブマリナーはマーベル・コミックがまだタイムリー・コミックとして運営されていた1939年8月に出版された『マーベル・コミック』第1号に登場した。彼はマーベルの出版物に登場した最初のキャラクターの1人となる。
  • 『アイアンマン2』はマーベル・シネマティック・ユニバースにネイモアが登場する可能性を初めて示唆した。トニー・スタークとニック・フューリーが会話する中、背景のホログラム地図の1つに、大西洋の真ん中にホットスポットがマークされていた。そこはアトランティスのおおよその位置である。
  • エンパイア誌のインタビューで、ケヴィン・ファイギはライアン・クーグラーが『ブラックパンサー』の終わりにネイモアの登場を示唆するシーンを提案したと明かした。ネイモアの濡れた足跡がシタデルのワカンダの王座へとまっすぐに続くという内容だった。
  • ライアン・クーグラーによると、DCエクステンデッド・ユニバースの『アクアマン』がネイモアを映画化する上でのインスピレーションになったという。
  • 脚本家マイケル・ウォルドロンはコミックではネイモアがイルミナティのオリジナルメンバーであったため、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』にアース838のネイモアをイルミナティの一員として登場させる可能性について議論があったと明かした。しかし、マーベル・スタジオはネイモアには別の計画があったため、彼の登場を取りやめさせた。
  • ネイモア役のためにテノッチ・ウエルタはマヤ語と水泳を学んだ。