- 「今の技術では限界があるが、いつかお前がこれを理解するだろう。そしてその時、お前は世界を変えることになる。私の人生最高傑作はこれまでもこれからも...お前だ。」
- -ハワード・スターク
- ハワード・アンソニー・スタークは発明家、科学者、技術者、実業家、映画監督だった。スターク・インダストリーズの創設者である彼は第二次世界大戦中にマンハッタン計画やリバース計画など様々な政府プロジェクトに携わった。リバース計画では超人血清を使用してキャプテン・アメリカを誕生をさせた。スティーブにヴィブラニウムの盾を贈り、ヒドラとの戦いで、アメリカ陸軍や戦略科学予備軍を支援した。
- 第二次大戦の終結後、米国の敵に武器を流したとして濡れ衣を着せられた彼は友人ペギー・カーターに無実の証拠を見つける任務を託した。最終的にヨハン・フェンホフがフィノウでの戦いの復讐のために彼に罪を着せようとしていたことが証明されて汚名は晴れた。後にペギーのゼロマター研究を支援しながら、スターク・ピクチャーズを設立した彼はSSRの解散後に彼女と共にS.H.I.E.L.D. を共同創設してその後継組織とした。
- 後年、マリアという女性と結婚し、息子トニーを授かった。アントン・ヴァンコと共同でアーク・リアクターを開発し、冷戦中はハンク・ピムと共に働いた。トニーのことを気にかけ、彼が世界を変えてくれることを期待していたが、仕事に集中することを選んだために彼との軋轢が生じた。超人血清の再現に成功した後、妻と共にヒドラの標的となり、洗脳されたウィンター・ソルジャーに暗殺された。
生涯[]
人物[]
- 「彼は思いやりがなく、分別もなく、うぬぼれが強く、子供っぽく、頼りなく、傲慢なところがあります...」
「褒めてるでしょ。」
「ですが、彼はいい人です。」- -エドウィン・ジャーヴィスとペギー・カーター
能力[]
- 「偉大なるハワード・スターク。君の天才性についてはよく聞いている。」
- -ヨハン・フェンホフ
- 天才レベルの知性: 非常に知的な人物で、他の天才を含むほとんどの人にとって未来的とみなされる武器や装置を発明した。実際、ミッドタウン科学技術高校の科学研究室で写真が置かれるほど著名な数少ない現代の科学者の1人だった。彼の知性は当時の技術をはるかに超えており、数十年後に息子が合成できる新しい元素を設計できた。
- 「控えめに言っても、僕はこの国で最高の機械エンジニアだ。」
- -ハワード・スターク
- 卓越したエンジニア:当時の国内で最高のエンジニアだったため、戦略科学予備軍に採用され、リバース計画の主任エンジニアに任命された。数多くの発明を手掛けたが、そのうちのいくつかはスターク・インダストリーズで生産され、その他は危険すぎると判断され、自身のために保管し、最終的には破壊された。アメリカ合衆国が戦争に勝つために多くの発明をしていた彼はキャプテン・アメリカの盾を設計し、テッセラクトなどを研究した。
- 卓越したサイエンティスト: リバース計画でキャプテン アメリカの誕生を手伝い、新しい元素を理論化し、マンハッタン計画で原子爆弾の開発に協力し、分子ニトラミンやミッドナイトオイルなど、悪人の手にかかれば壊滅的な被害をもたらす多くの発明をするなど、科学の様々な分野で優れた才能を発揮した。死の直前に超人血清をついに再現することに成功し、ヒドラにウィンター・ソルジャー軍団を作成するために使用された。
- 「その専門家が誰だったか分かりますか?君の父、ハワード・スターク。我々全員にとって、そして軍産複合体時代の父です。はっきり言って、彼はフラワーチルドレンでは無かった。彼はライオンだったのです。」
- -ジャスティン・ハマー
- 優れたビジネスマン: 貧しい家庭に育ったにもかかわらず、スターク・インダストリーズを設立し、競合他社の中でもトップクラスとみなされ、貧困から大金持ちになった。後にペギー・カーターとチェスター・フィリップスのシールド設立を手伝った。彼のビジネスに関する専門知識はスターク・エキスポのアイデアを生んだ。
- 「スタークは私が今まで見た中で最高の民間パイロット。」
- -ペギー・カーター
- 熟練したパイロット:ペギー・カーターによると、彼女が今まで見た中で最高の民間パイロットであり、第二次大戦中にキャプテン・アメリカをオーストリアへ輸送する際に敵の空域を飛行するのに彼の助けを借りた。
- マルチリンガル:母国語である英語のほか、ラテン語、スペイン語、フランス語、日本語、韓国語に堪能であった。
装備[]
- 「ハワード・スタークが君を捜索していた時にそれを海から引き上げた。彼は我々と同じように考えていた。テッセラクトこそが無限の持続可能エネルギーへの鍵となるかもしれないと。」
- -ニック・フューリー
- テッセラクト: 海に落ちたテッセラクトを発見し、キャンプ・リーハイでテッセラクトの研究を始めた。テッセラクトについて理解が及ばなかった彼はアントン・ヴァンコと共にアーク・リアクターと新しい要素について研究し、さらに理解を深めようとした。テッセラクトを完全に理解することはできないと悟った彼はキューブをペガサス計画に引き渡した。
- 「ハワードはアーク・リアクターはより大きなものへの足がかりだと言っていた。」
- -ニック・フューリー
- アーク・リアクター:テッセラクトを解明しようと、アントン・ヴァンコと協力して、持続可能なエネルギーを供給できる大型のアーク・リアクターを開発した。スターク・インダストリーズ本社に電力を供給するのに十分な大きさのアーク・リアクターを建造し、それが原子力を時代遅れにする新しい元素の発見につながることを期待していた。しかし、スターク・インダストリーズがこの技術の発展を中断した。
交友関係[]
- ペギー・カーター(アース199999)
- スティーブ・ロジャース(アース199999)
- エドウィン・ジャービス(アース199999)
- エイブラハム・アースキン(アース199999)
- ダム・ダム・デューガン(アース199999)
- アブナー・ブロディ(アース199999)
- オバディア・ステイン(アース199999)
- ジョセフ・マンフレディ(アース199999)
- ジェイソン・ウィルクス(アース199999)
トリビア[]
- コミックにおけるハワード・スタークはトニー・スタークの実の父親ではないと設定変更された。彼とマリア・スタークは彼らの子供であるアルノ・スタークが不治の病を発症した後、トニーを養子にした。
- 『アイアンマン2』における彼の外見と性格はマーベル・スタジオ、マーベル・コミック、マーベル・エンターテイメントの親会社であるウォルト・ディズニー・カンパニーの創設者ウォルト・ディズニーに基づいている。しかし、 『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』、『マーベル・ワンショット: エージェント・カーター』、ドラマ『エージェント・カーター』におけるハワードの外見と性格はトニーと同じく、ハワード・ヒューズに基づいている。
舞台裏[]
- 『アイアンマン』の未使用草稿では、まだ存命で、冷酷なビジネスマンであるハワード・スタークが息子の設計図を盗んで武器化し、最終的にウォーマシンとしてメインヴィランになるという内容だった。
- ハワード・スタークは作品によって異なる俳優によって演じられた数少ないキャラクターの1人である。