- 「ヒーローなんてデタラメだって知ってるでしょ?あなたが盾を手放したのは心の底ではそれが全部偽善だと分かってるから。」
- -シャロン・カーター
シャロン・カーターは伝説的なS.H.I.E.L.D.の創設者兼長官だったペギー・カーターの姪孫。大叔母の足跡を辿ってシールドのエージェントになった彼女はコードネームエージェント13として活動した。期待に応えなければならないというプレッシャーを感じたくなかったため、決して大叔母との関係を周囲に明かさなかった。ニック・フューリーの命令で看護師として潜入捜査を行い、スティーブ・ロジャースの隣人に成り済ました。フューリーが襲撃された時、スティーブに正体を明かした彼女はヒドラがシールド内で活動していたことを知った後も組織への忠誠を貫き、トリスケリオンの戦いで何百万もの人名を守るために戦った。
ヒドラの反乱の後、崩壊したシールドを離れてCIAに加わり、対テロ共同対策本部に配属された彼女はウィーン国際センターが爆破された時、スティーブにバッキー・バーンズの情報を提供した。バッキーが逮捕され、本部に連行されると、ヘルムート・ジモが彼の精神プログラムを再起動させ、暴走した彼を止めようとしたが失敗した。スティーブ陣営の装備を引き渡す手助けをしたことで間接的にアベンジャーズ内紛の引き金となった後、アメリカ政府から国家の敵とされ、諜報機関から孤立して逃亡を余儀なくされた。
生き残るために自分のスキルと創意工夫を頼りに、マドリプールでパワー・ブローカーとしての地位を確立した彼女は街の犯罪裏社会を牛耳り、スナップの間に富を蓄えた。サム・ウィルソン、バッキー、ジモと再会し、フラッグ・スマッシャーズの真実を明らかにするのに協力した。フラッグ・スマッシャーズがGRCを襲撃する際に組織のリーダーで彼女の元部下カーリ・モーゲンソウを傭兵ジョルジュ・バトロックにスパイにさせた彼女はニューヨークでサムとバッキーに加勢した。カーリを始末した後、サムが彼女に恩赦を得ることができるように手配したことでマドリプールのバイヤーたちのために政府のリソースに直接アクセスできるようになった。
バイオグラフィー[]
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』[]
ニック・フューリーは、スティーブ・ロジャースを見守るために彼の隣人としてシャロン・カーターを偽名で配置する。カーターとロジャースは、お互いが気になる様子。ナターシャ・ロマノフはロジャースに、彼女を誘うように声をかけるがロジャースはそれどころではないようだった。フューリーがロジャースのアパートで撃たれたときに、カーターが駆けつけ、自分はエージェント13だとロジャースに身分を明らかにする。救援が来るまで彼女はフューリーに付き添うが、フューリーは死んでいるように見えた。その後、彼女はアレクサンダー・ピアースのもと、ロジャースを追い詰めるためのチームの一員として働く。だが、ロジャースがS.H.I.E.L.D.本部のスピーカーをハイジャックし、ヒドラの計画を明らかにしたとき、彼女はロジャースを助け、真のS.H.I.E.L.D.をつくることに協力した。彼女は後にS.H.I.E.L.D.の崩壊後、CIAに参加する。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』[]
追記
キャラクター特徴[]
若くて積極的。シャロンは道徳的価値観を持っていて、倫理的におかしいと思った時は立ち上がることも恐れない。
力と能力[]
S.H.I.E.L.Dのエージェント13は、銃器や武器の扱いに熟達していて、格闘家としての訓練も受けている。
相関関係[]
- ペギー・カーター – 叔母
- スティーブ・ロジャース – 隣人として警護。協力関係から恋人に
- ニック・フューリー – 元上官
- アレクサンダー・ピアース – 元上官から敵に。故人
- ブロック・ラムロウ – 元同僚から敵に
登場作品/俳優[]
マーベル・シネマティック・ユニバース(映画2,ドラマ1本)
- キャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャー(初登場) – エミリー・ヴァンキャンプ
- シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ –エミリー・ヴァンキャンプ
- ファルコン&ウィンターソルジャー –エミリー・ヴァンキャンプ
舞台裏[]
- エミリー・ヴァンキャンプがシャロンとしてキャスティングされる前は、アンナ・ケンドリック、フェリシティ・ジョーンズ、イモージェン・プーツ、テレサ・パルマー、アリソン・ブリー、エミリア・クラーク、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、エリザベス・オルセンとジェシカ・ブラウン・フィンドレイが配役として考えられた。
トリビア[]
- コミック版では、シャロンが洗濯をしていた時、自分が「不眠症」だと電話で彼女の叔母に話したことをスティーブに伝えたなれそめが描かれているが、映画では語られない。
- 『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』においてアマンダ・リゲッティが演じた無名のS.H.I.E.L.D.のエージェントは、スティーブが長い眠りから目覚めたときに、ペギーとシャロンの2人にも関わる数字「コード13」と緊急コールした。