- 「私、ロキ、アスガルドの王子、オーディンソン、ヨトゥンヘイムの正当な王、悪戯の神、ここにあなたへの不滅の忠誠を誓う。」
- -ロキ
ロキ・ラウフェイソンは生後間もなく放置された氷の巨人の王ラウフェイの実子だった。オーディンに発見され、アスガルドで保護された彼はフリッガにソーと共にアスガルドの王子として育てられた。アスガルドの悪戯の神になった彼はソーが王として即位する時、氷の巨人にアスガルドを攻撃させて戴冠式を妨害した。ヨトゥンヘイムへの復讐を企てたソーが地球へ追放された後、自分の血統に関する真実を知った彼はオーディンがオーディンスリープに入った時、フリッガから王位を与えられた。ソーを故郷に戻そうとするシフとウォリアーズ・スリーと対立した彼はヨトゥンヘイムの破壊と共に九つの世界に宣戦布告しようとしたが、地球での追放から戻ったソーに阻止された。オーディンが自分の弁解を容認しなかったため、宇宙の深淵へと落ちていった彼は虹の橋の停止によって生じたワームホールに入った。
ワームホールでサンクチュアリに辿り着いた彼はジ・アザーにサノスの指揮下に入ることを提案され、セプターを受け取った。サノスにテッセラクトを渡すことを条件で地球を征服するためにチタウリ軍の指揮権を与えられ、テッセラクトの力を使ってニューヨーク上空にワームホールを開き、チタウリの侵略を引き起こしたが、計画は最終的にアベンジャーズによって失敗に終わった。ソーが彼を囚人としてアスガルドに戻し、オーディンが彼の罪に対する罰としてアスガルドの地下牢での終身刑を言い渡した。
アスガルドの略奪時にフリッガが殺されると、エーテルの力を使って宇宙を永遠の闇に変えようと企むマレキス率いるダークエルフを倒すためにソーによって解放された。スヴァルトアールーヴヘイムでのダークエルフとの戦いで自分の死を偽装し、王国の誰にも知られずにアスガルドに戻った彼はオーディンから王位簒奪に成功した。統治中、ローレライとヴィン・タクの攻撃を調査するためにシフを地球に派遣した。
真実を知って帰還したソーから追い詰められ、偽りを明かさざるを得なくなった後、2人はオーディンを探す旅に出て、彼の最期を見届けた。オーディンの死で長女ヘラが追放から戻り、九つの世界に宣戦布告した。サカールに取り残された彼はグランドマスターと協力関係を築き、ソーがハルクと戦うことを余儀なくされた。自由を得るために策略を巡らせていたが、ヘラとの最後の戦いでソーとリベンジャーズに加勢することを選んだ彼はスルトを召喚してラグナロクを引き起こし、アスガルドの破壊と共に彼女を倒した。
アスガルド終焉時にオーディンの宝物庫からテッセラクトを持ち去っていた彼は兄の側に留まり、彼の王位を支持したが、マッド・タイタンとブラック・オーダーが地球に向かって進んでいたアスガルド人を襲撃した。混乱に乗じてサノス殺害を図ったが、失敗した彼は最期にサノスに決して神にはなれないと嘲ると首を折られて絶命した。
生涯[]
生い立ち[]
氷の巨人の惑星:ヨトゥンヘイムで王・ラウフェイの息子として誕生したが生まれて間もない頃に捨てられた。しかしラウフェイとの戦いに勝利したオーディンに拾われ、アスガルドでソーと共に義兄弟として育てられた。ソーとは本当の兄弟のように共に成長し、遊び戦いを学んだ。やがて母にあらゆる魔術を学び、アスガルドの王座に座ることを強く望むようになった。しかし、王位は兄のソーに受け継がれ、やがてソーに激しい嫉妬と憎悪を抱くようになった。
兄の追放[]
ソーの戴冠式の日、アスガルドでは盛大にソーの王位継承を祝っていた。だが、オーディンの武器庫へヨトゥンヘイムの巨人が侵入したことにより、式は中断された。すぐさまオーディンは巨人達を撃退し、武器庫へ急行した。盗まれたものは何もなかったが、ソーはオーディンに巨人達への反撃を打診するが、拒否される。ロキは怒りが収まらないソーに、父に背いて巨人達への反撃を提案し、ソーはそれを了承した。ソー達は、あらゆる世界へと渡れる虹の橋:ビフレストへと向い、その門番ヘイムダルに橋を空けるように求めた。ビフレストからヨトゥンヘイムへと渡り、ラウフェイに今回の事件を問い詰めるが、話し合いが通じず戦いへと発展する。ムジョルニアの力を使い巨人達を圧倒するソーだが、ラウフェイにより逆に追い詰められてしまい、仲間達も負傷してしまった。オーディンが乱入したことにより戦いは終わり、ソー達はアスガルドへと連れ戻される。戦いの責任をオーディンに指摘されるが、ソーは聞く耳を持たずに自分の欲望をぶつけてしまう。傲慢な息子に失望したオーディンは、ソーからムジョルニアと神の力を奪い人間へと転生させ、地球へ追放してしまう。そしてムジョルニアに「相応しき者だけが、このハンマーの力を授かるであろう……」という言葉を吹き込れ、ビフレストへと投げ込み、ソーと共に地球へ落とした。
兄との対立[]
ソーが追放された後、ロキは武器庫に保管されているヨトゥンヘイムの巨人達の力の源である箱を眺めていた。箱を手にすると、巨人の氷の能力の片鱗が見えていた。そこに現れたオーディンに、何故自分が巨人の力を持っているのかと問い詰めると、オーディンはロキに出生の秘密を話し、自分がラウフェイの実子だと告げられる。それに激怒したロキは、実子でもない自分を王座につがせられないと思いソーに王座を譲ったのかの想いをぶつけてしまう。しかし、オーディンは突如倒れてしまい深い眠りについてしまう。その後、ロキはアスガルドの王となるが、ソーの仲間たちがロキに逆らい地球に向かう。これによりロキは巨人の能力でヘイムダルを凍り付かせてしまう。
人物[]
作中では悪役となっているがソー達と協力している姿もあることから実はいい人でツンデレなのでは?
能力と弱点[]
能力 様々な魔術 幻術、変身、瞬間移動、心理操作、身体能力が高い。[]
弱点[]
装備と武器[]
装備[]
=== 武器 ===魔術により取り出せるダガー、グングニル、ロキのセプター
移動手段[]
名台詞[]
I’m here (いるよ)
I’m Loki of Asgard(私はアスガルドのロキだ)